3月雑記 -桜-
桜の季節です。
桜の花は日本人の自然感や美意識を象徴する存在であります。
満開の華やかさだけでなく、蕾の可愛らしさ、特に散りゆく花びらの儚さまで
愛でる心は、日本文化における独特の価値観であると思います。
刹那の美を大切にする感覚は、私たちの作る右田工芸のデザインにも反映されております。
新彫金自体はもちろん、箱や台紙に描いた桜は、日本における春の短い時間を閉じ込めたデザインと
なっており、贈る方や贈られた方に喜んでいただけるよう想いを込めたものです。
その時間、その場所に思いを馳せていただける品になれば嬉しい限りです。
弊社の近所の公園にも優しいピンク色が広がってまいりました。
春の澄んだ空の下で咲く美しい桜、そこに集う人々の笑顔。
どうか世界がこの光景のように平和でありますように。


